企業知財部員のための特許法勉強ノート

知財関係で働いています。勉強している特許法についてまとめたノートを公開していきます。 一緒に特許法を勉強しましょう!

2017-01-01から1年間の記事一覧

特許請求の範囲の記載要件①

今日は特許を取得する上で一番?重要な特許請求の範囲の記載要件を勉強しましょう!!! 目次1.特許請求の範囲の記載要件 (ⅰ)基本的考え方 (ⅱ)特許請求の範囲の具体的記載要件 (a)§36-5 (b)§36-6(1) (c)§36-6(2) (1)作用,機…

発明の特許要件 拡大された範囲の先願②

今日も拡大先願をちょっとだけやります! 目次1.拡大された範囲の先願(ⅳ)29条の2についての留意事項 (a)出願日が遡及する出願との関係 (b)出願後の補正との関係 (c)39条との関係 (d)先願の明細書に記載された発明 (ⅴ)29条の2に関する問題 (…

発明の特許要件 拡大された範囲の先願①

今日は拡大先願について勉強しましょう!39条との違いに注意です! 目次1.拡大された範囲の先願(ⅰ)趣旨(ⅱ)例外 (a)発明者の同一 (b)出願人の同一(ⅲ)29条の2に係る判断 (a)特許出願に係る発明 (b)他の出願の当初明細書等に記載された発明又…

発明の特許要件 先願②

今日も先願です! 目次1.先願者(6)先後願関係の有無判断基準-発明の同一性の問題- (A)本来の先願(§39) (ⅰ)§39に係る判断について (a)§39の判断の対象 (b)請求項に係る発明が同一か否かの判断の手法 (c)§39の規定に基づく拒絶理由通知に…

発明の特許要件 先願①

今日は先願の勉強をしましょう!二回に分けます!目次1.先願者(1)先願主義と先発明主義 先発明主義と先願主義の利害損失 (2)先後願判断の時期的基準-日が基準 出願日の特例- 出願日の基準 出願日の繰上げ 出願日の繰下げ(3)同日出願の場合の取…

発明の特許要件 進歩性

今日は進歩性を勉強しましょう!審査基準も要チェックです! 目次1.発明の進歩性(A)特許要件としての必要性-特許法の目的との関連-(B)進歩性の規定の解釈 (ⅰ)その発明の属する技術分野 (ⅱ)通常の知識を有する者 (a)通常の知識を有する者お…

発明の特許要件 新規性②

前回と同じく新規性について勉強しましょう! 目次1.発明の新規性 (3)新規性の判断 (ⅰ)§29-1の規定の趣旨 (ⅱ)新規性判断の対象となる発明 (ⅲ)§29-1各号 (ⅳ)新規性の判断の基本的な考え方 (ⅴ)新規性の判断の手法 (a)請求項に係る発…

発明の特許要件 新規性①

今回は新規性について勉強しましょう!二回に分けます!審査基準も要チェックです! 目次1 発明の新規性(1)原則 (ⅰ)新規性判断の時期的基準 (ⅱ)新規性判断の地域的基準 (ⅲ)公然知られた発明(公知) (ⅳ)公然実施をされた発明(公用) (ⅴ)頒布…

発明の特許要件 産業上の利用可能性

今回は権利化に必要な発明の特許要件の内、産業上の利用可能性を勉強しましょう! 目次1産業上の利用可能性 (A)産業とは (B)利用とは (C)医療業の産業性 -医療的発明は?- (D)産業上の利用性に関する問題

出願手続きに関する通則2

前回の続きです! 目次1 出願手続きに関する通則 (6)手続の効力の承継等 (A)手続の効力の承継 (B)手続の続行 (7)手続の停止と解消 中断 中止 停止の効果 停止の解消 (8)送達 送達する書類 送達方法 ①交付送達 ②郵送に付する送達 ③公示送達 …

出願手続きに関する通則1

今回は特許を取得するためのスタート地点である出願手続きについて勉強しましょう!今回も二回に分けます! 目次1 出願手続きに関する通則 (1)書面による手続 (2)願書等の書類提出の効力発生時期 -発信主義か到達主義か- 郵便局に差し出した日時 国…

従業者発明について特許を受けることができる者2+外国人

次回の続き+外国人について勉強しましょう! 目次1 従業者発明について特許を受けることができる者(4)職務発明についての権利の帰属-使用者か従業者か- (A)使用者等の役割と従業者等の役割 (B)両者の利害の調整 (C)使用者等の受ける権利-k…

従業者発明について特許を受けることができる者1

今回は職務発明について勉強しましょう!法改正されましたが現行法を勉強します。長いので二回に分けます。 目次1 従業者発明について特許を受けることができる者-職務発明を中心として-(1)概説-問題の重要性 産業政策的配慮の必要性-(2)従業者発…

特許を受けることができる者

1発目は特許を取得するうえで重要な特許を受けることができるのはどのような場合かを勉強しましょう! <ポイント> ・特許を受けることが出来る者は誰か。特に職務発明の場合は? ・同一発明について2以上の出願が競合した場合に,特許を受けることができ…

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